こんにちわ!カレオです。
今回紹介するのはGOTTA2さんから発売されている「Where am i?ALICE IN A MAD TEA PARTY」です。
GOTTA2さんは以前「ヘンゼルとグレーテル」もこのブログで紹介させてもらった通り、童話モチーフの面白いゲームを多く発表されていますね。
その中でも今回のゲームは、コンポーネントが群を抜いてすごい!
今回はそんな「Where am i?」の魅力を余すところなくお伝えしていきます!
プレイ人数 | 2人~4人 |
プレイ時間 | 20分 |
対象年齢 | 8歳~ |
ゲームの概要
プレイヤーは不思議の国のアリスのキャラクターになってお茶会に出席します。
あなたは一番いい席に座りたいので、カップやお皿、ティーポットをたくさん自分の席に並べたいと思っています。
ただし、あからさまに自分の席ばかりに食器を並べていると、他のプレイヤーに自分の正体がバレてしまいます。
他のプレイヤーに自分の正体を隠しつつ、ちゃっかりいい席を確保できるのは誰でしょうか?
ゲームの目的
プレイヤーは手番で食器をテーブルに並べ、好きな席に着席します。
最終的に全プレイヤーが着席した時に、食器がたくさんある「良い席」に着席していたプレイヤーがVPを獲得します。
ただし自分の正体を見破られると、VPを奪われてしまいます。
ゲーム終了時、もっともVPを集めたプレイヤーの勝利です。
ゲームの準備
登場人物の本
各プレイヤーは「登場人物の本」を1枚受け取ります。
描かれている登場人物は「アリス」「ハートの女王」「帽子屋」「白ウサギ」の4人です。
絵葉書と内緒のお手紙
各プレイヤーの担当色を決め、自分の色の「絵葉書」1枚と「内緒のお手紙」4枚1セットをすべて受け取ります。
内緒のお手紙の中身には、登場人物がそれぞれ描かれています。
ゲーム中は、他プレイヤーの正体を見破って内緒のお手紙を渡し、正体を言い当てます。
渡したお手紙に描かれているキャラクターと、そのプレイヤーの正体が一致していたらVPを獲得できるわけです。
切手
このゲームでは「切手」がVPトークンです。
絵葉書やお手紙とあわせて雰囲気がマッチしていますね。
ゲーム開始時は各プレイヤー2点分の切手を受け取ります。
テーブルと食器
「テーブル」と、その周りに「イス」を準備します。
このイスの前に食器を並べて良い席にしていきます。
そしてこのゲーム最大の特徴でもある「食器」。
カップ、大皿、小皿にティーポット。
こうして並べるとお茶会の雰囲気バツグンで素晴らしい。
食器はテーブルの脇にまとめて置いておきます。
ゲームの流れ
スタートプレイヤーから順番に以下のアクションの内、1つを選んで実行します。
- 食器の用意
- 登場人物の着席
- 内緒のお手紙を渡す
食器の用意
テーブルの脇の食器を1つ、いずれかの席の前に置きます。
食器ごとに得点が違うので、どの食器をどこの席に置くかが重要です。
登場人物の着席
まだ席に着席していない登場人物を、空いているイスに着席させます。
これが登場人物それぞれのコマです。
自分の登場人物の本に描かれているキャラクター以外を着席させてもOKです。
席に座るとこんな感じです。
自分の登場人物はなるべく点数の高い席に着席させたいところですが、あからさま過ぎると正体を見破られてしまうので注意しましょう。
内緒のお手紙を渡す
誰がどの席に座りたがっているのか。
誰がどの席に食器を置いて得点を伸ばしているのか。
…をよく観察して他のプレイヤーの正体を見破りましょう。
他のプレイヤーの正体が分かったら、内緒のお手紙をウラ向きのまま相手に渡すことが出来ます。
内緒のお手紙には登場人物が描かれているので、ラウンド終了時にそのプレイヤーの正体と一致していたらVPを獲得することが出来ます。
受け取った内緒のお手紙は絵葉書の下に並べ、どの順番に受け取ったのかが分かるようにしておきます。
点数計算
すべての登場人物が着席したらラウンドが終了し、お茶会(点数計算)を開始します。
お手紙開封
全員で登場人物の本を公開し、自分の正体を発表します。
そして、受け取った内緒のお手紙の中身を確認し、予想が当たったかどうかを判定します。
予想が当たっていた人には、自分の手持ちの切手から2VPを渡さなければいけません。
ただし、もし手持ちの切手が足りない場合は支払う必要はありません。
席順発表
自分の登場人物を公開し、着席した席の食器の得点を計算します。
その結果、得点の高いプレイヤーから順位を決定し、1位が5VP、2位が3VP、3位が1VP、4位はVP無しです。
次のお茶会の準備
次のお茶会(ラウンド)の準備をします。
登場人物の本をすべて回収し、シャッフルして配り直します。
ゲーム終了
以上の流れでラウンドを繰り返し、4ラウンド終了したらゲームが終了します。
ゲーム終了時点でもっとも切手のVPを集めていたプレイヤーが勝利です。
ゲームの感想
なによりコンポーネント(特に食器)の出来が素晴らしい。
テーブルに並べて眺めるだけでも満足感が高く、所有欲を十分に満たしてくれます。
ゲームはTHE・読み合いのがっつり心理戦。
いつどこに食器or登場人物を置くか?の駆け引きがアツいです。
例えば、まだ何も食器を置いていない席にいきなり他人の登場人物を着席させて、誰がその席の得点を伸ばそうと食器を置いてくるか確認したり、
その逆で、まだ誰も座っていない席にどんどん食器を置いて得点を集め、誰がその席に着席しようとしているのかを観察したり。
裏の裏まで読み合う心理戦を思う存分楽しめるのが特徴ですね。
ただし、自分の正体がバレないようにどれだけうまく立ち回っていても、他のプレイヤーの正体がバレたら消去法で自分の正体までバレてしまいます。
なので、可能であれば同レベルで読み合いの出来る人とプレイするのが最も楽しめると思います。
それから気になる部分も何点かあります。
まずテーブルとイスは厚紙製の組み立て式ですが、このまま収納できません。
片付けの度に毎回バラして箱に入れ、遊ぶときにまた組み立てるのは地味に面倒でした。
あとはプレイ人数の少なさが少し残念。
4枚の内緒のお手紙の内、1枚は自分の登場人物なので残り3枚で相手3人の正体を当てればいいわけですが、実質3人中2人の正体が分かればOK。
2人を当てるだけなら、適当に手紙を渡したとしても1/6の確率で正解できます。
この手の読み合いのゲームで、1/6の確率という運で得点可能なのが気になるかなぁ。
特装版であれば「ハンプティダンプティ」「チェシャ猫」という追加の登場人物があるので、6人プレイまでやれなくもないですが、それだと食器の数が物足りなくなるかな。
ということで5~6人拡張として、
- テーブルとイスをそのまま収納できるインサート
- 「ハンプティダンプティ」「チェシャ猫」の追加登場人物
- 5~6人用の追加食器
があれば完璧なのではないでしょうか。
GOTTA2さんぜひご検討をお願いしますw
何はともあれ、コンポーネントの出来とじっくりした読み合いで、ゲームの満足度は高めです。
アリスたちと一緒にお洒落なティータイムを過ごしてみませんか?
読んで下さりありがとうございました!