こんにちわ!カレオです。
先日アークライトゲームズさんより「エバーデール拡張:剣ヶ峰」の日本語版が発売されました!
私もエバーデールは大好きなゲームなので、予約開始と共に勢いだけでポチったわけです。
同時に再販された真珠の入り江拡張もあわせて購入したので、月のボドゲ予算が一瞬で吹っ飛びましたが・・・。
2021年のマイベストボードゲームにもランクインしていた作品ですが、
ということに気づいたので、今回から3回連続でエバーデールの基本セット、真珠の入り江拡張、剣ヶ峰拡張のレビューをお届けしたいと思います!
早速行ってみましょう!!
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 40~80分 |
対象年齢 | 10歳以上 |
ゲームの概要
自然あふれる森の奥深くにあるエバーデールの谷。
ここでは動物たちが文明を築き、永遠の樹の下に寄り添い、支え合いながら暮らしています。
動物たちのリーダーであるプレイヤーは、ある時ここに新たな街を開拓することになりました。
建物を建設し、様々な動物たちを迎え入れ、時にはイベントを開催して街を発展させていきましょう。
次の冬を迎えるまでに、もっとも素晴らしい街を作れるのは誰でしょうか?
ゲームの目的
動物カードと建物カードを自分の街にプレイして、最大15枚の街を作ります。
それらカードから得られる勝利点を合計し、ゲーム終了時にもっとも多くの勝利点を得たプレイヤーが勝利します。
ゲームの準備
永遠の樹
これがこのゲーム最大の特徴の永遠の樹!
組み立て式の立体ボードでかなり大きいので迫力があります。
ただの飾りではなくてイベントカードや労働者コマを置くスペースになっているのがニクイですね。
ゲーム盤をテーブルに広げ、永遠の樹を所定の位置に置きます。
森カード
森カードをシャッフルしてランダムに引き、ゲーム盤の左右にある森の裂け目に配置します。
これがワーカーを配置できるアクションスペースになります。
ゲーム盤に固定で描かれれているアクションスペース(森の小道)もありますが、森カードのアクションスペースの方が強力なアクションになっているので取り合いは必至です!
基本イベントタイル
基本イベントタイルを永遠の樹の周りに配置します。
これは条件を満たした人が早取りで獲得できるVPになります。
特殊イベントカード
特殊イベントカードを永遠の樹の上に配置します。
基本イベントタイルと同じく早取り要素です。
広場
広場に動物&建物カードを8枚公開します。
森の広場はプレイヤー全員が獲得できるカードが並ぶ市場のような場所です。
資源を支払ってここからカードを獲得して自分の街に並べることが出来ます。
プレイヤーの準備
手番順によって初期の動物&建物カードを受け取ります。
スタートプレイヤーは5枚、その次のプレイヤーは6枚、さらに次は7枚…という具合です。
また、初期のワーカーとして労働者コマを一人2個ずつ受け取ります。
その他に4つの労働者コマを永遠の樹の上に配置しておきます。
永遠の樹の上にある労働者コマは、季節が変わってゲームが進むたびに解放されていくワーカーなので、ゲーム開始時は使えません。
ゲームの流れ
ゲームはスタートプレイヤーから順番に時計回りで手番を行ないます。
自分の手番で出来ることは以下の3つです。
- 労働者コマの配置
- カードのプレイ
- 次の季節の準備
労働者コマの配置
街を発展させるためには、資材を集め、カードを獲得してイベントを開催する必要があります。
そのために手元にある労働者コマを、アクションスペースに配置します。
労働者コマが配置できる場所は何か所かありますが、例えば森の小道のアクションスペースに労働者コマを配置すれば対応する資源を獲得することが出来ます。
森カードのアクションスペースにも労働者コマを配置できます。
森カードは森の小道のアクションスペースよりも強力な効果があるので、積極的に活用したいところです。
また、自分の街にプレイしたカードのアイコンの数によって、イベントカードに入ることも出来ます。
上記の画像のイベントは、自分の街に緑の生産アイコンが4つあれば労働者コマを配置できるイベントです。
ここは早取りで、1番最初に入ったプレイヤーだけが3勝利点を獲得出来ます。
カードのプレイ
手札、または森の広場からカードを選んで自分の街にプレイします。
カードをプレイするにはカードの左側に描かれている資材を支払う必要があります。
画像の「小枝の運搬船」の場合は、木と石を支払うとプレイすることが出来、ゲーム終了時に1勝利点を得ます。
まあ基本的には上記のようにコストを支払ってカードをプレイするわけですが、実は動物カードはコストなしでプレイする方法もあります。
例えば次の画像にある「鉱山」と「鉱夫モグラ」は、自分の街に「鉱山」がプレイ済みなら、コスト無しで「鉱夫モグラ」をプレイすることが出来ます。
「鉱山」の右下にも小さく「鉱夫モグラ」の絵が書いてあり、「鉱夫モグラ」の左上にコストを無料にできる建物名が記載されています。
建物の効果で動物を無料でプレイする場合は、扉トークンで右下の動物を塞ぎます。
これは無料効果を使用済みで、1枚の建物で2度は無料に出来ないことを表します。
次の季節の準備
エバーデールはゲーム開始時の季節は冬になっていて、冬→春→夏→秋までゲームが進んで、プレイヤー全員が秋まで終わるとゲームが終了します。
現在の季節でやることが無くなったプレイヤーは次の季節の準備をすることになります。
次の季節に進める場合は、まず配置した労働者コマを全て手元に回収します。
その後、ゲームの準備時に永遠の樹の上に配置した自分の労働者コマを獲得してワーカーを増やします。
春と夏を迎えるタイミングで1ワーカー、秋には2ワーカーが増えて、最終的に6ワーカーを持つことになります。
ゲームの終了
秋を迎えていて、もうやることが無くなったプレイヤーはパスをしてゲームから抜けます。
すべてのプレイヤーがパスするとゲーム終了です。
最終の勝利点を計算し、最も多くの勝利点を稼いだプレイヤーがゲームに勝利します。
ゲームの感想
まずはコンポーネントについて。
三度の飯よりコンポーネントつよつよなボドゲが大好物の私。
そんな私がエバーデールを気に入らないわけがありませんね!
永遠の樹の圧倒的存在感もさることながら、資材トークンの出来も素晴らしくて所有欲はとても満たされます。
カードのイラストもゲームのファンタジーな雰囲気にマッチしていて可愛いですよ。
私のお気に入りは建築家。
ちょっと抜けた感じのラッコがキュートですね。
ゲームシステムとしては王道のワーカープレスメント+カードコンボのゲームです。
建物カードをプレイしてその効果で無料で動物を呼んだり、プレイしたカードで街にあるカードの効果を再利用したり、カード同士のコンボが繋がるとすごく楽しい!
むしろコンボを繋げていかないと街に15枚カードをプレイするのは難しいので積極的にコンボを狙っていく必要がありますね。
いかに効率的にカードを出していくか頭を悩ませるタイプのゲームと言えるでしょう。
最初の季節は2ワーカーしかないので出来ることが少なく、カードもせいぜい1枚か2枚しかプレイ出来ません。
冬時点では毎回「これ15枚も出すの無理じゃね?」と思うんですが、季節が進む毎にワーカーが増えて段々と出来ることが増えていくと、なんやかんやで大抵15枚出せてしまうんですよね。
決して苦し過ぎず、余裕たっぷりな訳でもないゲームバランスは素晴らしい。
ここは獲得資源の量とカードのコストのバランスがきっちりと調整されている証拠かと思います。
ただしカード主体のゲームなのでどうしても引き運には左右されます。
欲しいカードが全然引けなくてどうにもならない…なんて展開は割とよくあるので、運要素に頼らないゲームが好みの方にはあまり刺さらないかも知れません。
反面、熟練者にも初心者が引き運で勝てる可能性もあるので一長一短ではありますが。
見た目だけはなくしっかりと王道のワーカープレスメントとしてまとまったエバーデール。
様々な拡張も発売されていて、どんどん楽しみ方が広がっていく可能性のある素晴らしいゲームでした。
次回もエバーデール拡張セットをレビュー予定ですのでお楽しみに!
読んで下さりありがとうございました!