今日はアークライトさんから発売されている
「グリムフォレスト」を紹介します。
ゲーム概要
「グリムフォレスト」のストーリーはざっくりと言えば以下です。
ある王宮に仕える建築士である先代「3匹の子ブタ」は、
すでに年老いて使えなくなってしまいました。
代わりとなる有能な建築士の人材募集に応じたあなたたち「新世代の子ブタ」。
採用試験で誰よりも早く3件の家を建てた者が、王室の建築士となれるのです。
まず特筆すべきは超豪華なコンポーネント!
普通ならミープルで済ますようなプレイヤーコマも以下のような精巧なフィギュアになっています。
これだけでワクワクしますね。
登場するモンスターコマも重量感たっぷりで迫力があります。
さらにぴったり収納可能なインサートつきの超親切設計!
他にも凄いコンポーネントがあるのですが、それは後ほど紹介するとして
ゲーム内容の紹介にいってみましょう!
ゲーム準備
採集地ボード
「採集地ボード」をテーブル中央に並べます。
採集地は畑・森・レンガ工房・市場の4か所があります。
3人以下でプレイする場合は「市場」は使いません。
資材トークン
「資材トークン」はワラ・木材・レンガの3種類があります。
それぞれの採集地に対応した資材トークン(大)を1つずつ配置します。
市場にはそれぞれを資材トークン(小)を各1個ずつ配置します。
寓話カード
「寓話カード」をシャッフルして山札にします。
寓話カードには、自身を有利にする様々な効果があります。
おともだちカード
「おともだちカード」をシャッフルして山札にします。
グリム童話にちなんだ様々なキャラクターが描かれていて、プレイヤーをサポートしてくれます。
プレイヤーボード
各プレイヤーは担当色を決め、それに対応する色の「プレイヤーボード」を受け取ります。
プレイヤーボード上で資源の管理や、家の建築を行ないます。
色ごとにテーマがあります。
上記は「塔の上のラプンツェル」がテーマです。
採集カード、プレイヤーコマ
プレイヤー色に対応する「採集カード」と「プレイヤーコマ」を受け取ります。
採集カードは全員4枚ずつあり、採集地ボードと対応しています。
3人以下でプレイする場合は「市場へ行く」は使いません。
親マーカー
スタートプレイヤーが「親マーカー」を受け取ります。
ゲームの流れ
ゲームはラウンドを繰り返して進行します。
ラウンドは「採集フェイズ」「建築フェイズ」「終了フェイズ」で構成されます。
採集フェイズ
「採集フェイズ」では各プレイヤーは家の建築に使う資材を獲得するため、いずれかの採集地へ向かいます。
step
1採集地カードの選択
採集地カードから1枚を選択し、ウラ向きに伏せて出します。
自分の建築したい家に必要な資材を取りに行きましょう。
step
2寓話カードの選択
寓話カードを持っている場合は、1枚まで使用することができます。
使用したい寓話カードはウラ向きに伏せて、採集カードに重ねておきます。
step
3寓話カードの公開
伏せられた寓話カードを一斉にオープンします。
寓話カードには処理タイミングが記載されており、それに従って効果を適用します。
寓話カード使用例
童話と言えばおなじみの悪者「オオカミ」です。
オオカミを使用したプレイヤーは採集地ボードを1つ選んでオオカミコマを置きます。
以下の画像では畑を選択してオオカミコマを置きました。
その採集地を選んだプレイヤーがいた場合、資材を在庫に戻すことができます。
上記画像ではワラを在庫に戻して、他のプレイヤーがワラを獲得するのを邪魔できます。
step
4採集カードの公開
採集地カードを一斉にオープンします。
その後、各プレイヤーは自分が選択した採集地にプレイヤーコマを移動させます。
step
5資材の獲得
採集地ボードに他のプレイヤーがいない場合は、その採集地ボード上の資源を全て獲得できます。
獲得した資源は自分のプレイヤーボード上に移動させます。
複数人で同じ採集地ボードにいる場合は、同数になるように資材を山分けして獲得します。
建築フェイズ
親マーカーを持つプレイヤーから時計回りに手番を実行します。
手番では以下の中から2つアクションを選んで実行できます。
- 寓話カードをドローする
- 資材を1個獲得する
- 家を建築する
- 特別アクション
寓話カードをドローする
寓話カードの山札から1枚ドローして手札に加えます。
資材を1個獲得する
任意の資材を1つ獲得します。
採集地ボード上に残っているものではなく、在庫から獲得します。
家を建築する
資材を支払って家を建築します。
家は「床」「壁」「屋根」のパーツから構成されます。
家のパーツはそれぞれ以下のようにコストが異なります。
建築パーツ | コスト | ボーナス |
床 | 対応する資材2個 | |
壁 | 対応する資材4個 | おともだちカード |
屋根 | 対応する資材6個 | 1軒目ボーナス |
ボーナス「おともだちカード」
壁を建築したとき、おともだちカードをドローします。
おともだちは様々な効果でプレイヤーをサポートしてくれます。
前のおともだちカードを捨て札にしなければいけません。
おともだちカードの例
「親指トム」はラウンド開始時に採集地から好きな資材を1つ獲得できます。
安定して資材を確保できるようになります。
ボーナス「1軒目ボーナス」
ワラ・木・レンガのそれぞれで、1番最初に家を完成させたプレイヤーは1軒目ボーナスを獲得します。
ボーナスとして以下のうちの1つを選んで受け取ります。
- ワラ、木、レンガをそれぞれ1個ずつ獲得する
- 寓話カードを2枚ドローする
- おともだちカードを1枚ドローする
特別アクション
おともだちカードの中には特別なアクションを実行できるものがあります。
カードテキストに従って効果を発動できます。
強力な寓話カードをドローできる確率が高くなる
特別アクションを持っています。
終了フェイズ
次のラウンドの準備をします。
親マーカーを時計回りに移動し、すべてのプレイヤーはプレイヤーコマを手元に戻します。
採集地ボードに各資材トークン(大)を1つずつ補充します。
ワラなら5個、木は4個、レンガは3個なので
ワラが一番集めやすく、レンガは集めにくくなっています。
ゲームの終了
3軒の家を建てたプレイヤーが出たらゲームを終了します。
3件の家はワラ・木・レンガの家がそろっている必要はありません。
ただし、同ラウンド内で3軒の家を完成させたプレイヤーが複数いる場合は、
より頑丈な家を完成させているプレイヤーが勝利します。
「ワラ・木・木」のプレイヤーと「ワラ・ワラ・レンガ」のプレイヤーなら後者の勝利です。
ゲームの感想
バッティングシステムを採用したゲームですが、
バッティングした人が資材をまったく入手できないかと言うとそうでもなく、
資材をわけあうのでそこまでシビアでもない感じでした。
場合によっては駆け引きでのバッティング回避よりも、
バッティング覚悟で資材を取りにいくのも選択肢としてアリですね。
ある程度気楽にアクション選択できるのので、
こどもと一緒にプレイするのも良いかもしれません。
「おともだちカード」と「寓話カード」は強力な効果もあり、
うまく決まって逆転できれば盛り上がります!
ただカードごとに効果の発動タイミングについては、
- ラウンド開始時
- カード公開直後
- 資材を採集する直前
- 採集フェイズ終了時
- 次のラウンド
など色々なタイミングがあるので、カード効果を漏れなく適用するのは慣れないとちょっと大変ですね。
他人を攻撃するようなカードが苦手な人のために
いくつかの攻撃・妨害系のカードを除外する「仲良しルール」が
公式説明書に記載されているのもプレイヤーに優しいポイントです。
これで攻撃されたお子さんが泣いてしまうような事態を回避できます!
細かな配慮が随所に光り、思わずディスプレイしたくなる
フィギュア好きにはたまらない大満足なバッティングゲームでした。
読んで下さりありがとうございました!