こんにちは!カレオです。
前回から引き続き、エバーデールのレビュー第2弾ということで「エバーデール:真珠の入江拡張」の紹介です。
新たな資材トークンの真珠とカエル大使コマなど、新要素が追加されてゲームにどういった変化があるのか見ていきたいと思います!
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 60~90分 |
対象年齢 | 10歳以上 |
ゲームの準備
河ボード
真珠の入江拡張を導入する場合は、基本のゲーム盤の横に専用の河ボードをくっつけます。
くっつけるとこんな感じになります。
基本のゲーム盤に元々あった道が伸びて繋がるようになっています。
河ボードの浅瀬部分には、本拡張の追加トークンである真珠をまとめて置きます。
河の取引所カード
河の取引所カードをシャッフルし、ランダムに4枚を選んで河ボードにウラ向きで並べます。
各カードの上には1つずつ真珠トークンを乗せておきます。
河の取引所は新たなアクションスペースとなっていて、最初にここのアクションを踏んだ人はボーナスとしてカードの上にある真珠を獲得できます。
記念碑コマ
基本セットで使用していた基本イベントは、真珠拡張用のものに差し替えます。
そのために永遠の樹の周りに上書きカードを重ね、記念碑コマを配置します。
動物&建物カード
本拡張で新たな動物&建物カードが追加されました。
これらをカードの山に加えてシャッフルします。
ポイント
新カードの左端にはカエルマークがついているので容易に選別可能です。
装飾品カード
装飾品カードをシャッフルし、各プレイヤーに2枚ずつ配ります。
ポイント
装飾品カードは、新資源である真珠を使用してその効果を発動することが出来ます。
カエル大使コマ
基本セットでワーカーとして受けとる労働者コマに加えて、カエル大使コマを1個を受けとります。
真珠の入江拡張を導入する際の追加準備は以上です。
ゲームの流れ
プレイヤーが手番で実行できるアクションは基本ゲームと同様に以下の3つです。
- 労働者コマの配置
- カードのプレイ
- 次の季節の準備
ただし、各アクションでワーカーを置ける場所、プレイできるカードの種類が増えています。
労働者コマの配置
労働者コマをアクションスペースに配置する際に、河ボードのアクションスペースを選択できます。
ただし、以下の条件に従う必要があります。
①ワーカーの種類
ワーカーには、基本の労働者コマとカエル大使コマの2種類がありますが、河ボードのアクションスペースに配置できるのはカエル大使コマのみです。
基本の労働者コマを河ボードに配置することはできません。
また、逆にカエル大使コマを河以外のアクションスペースに配置することもできません。
カエル大使コマは完全に河専用のワーカーというわけです。
②保持アイコン数
アクションスペースに記されたアイコンが必要数、自分の街にプレイされている必要があります。
緑の生産アイコンの河の取引所マスなら、自分の街に緑の生産アイコンを持つカードを3枚以上プレイしていなければいけません。
以上の条件を満たせば河の取引所のアクションを実行できます。
ゲームを通してそのマスに入ったのが初めての場合は、河の取引所カードの上にある真珠をボーナスとして貰えます。
その後、河の取引所カードをオープンし、効果を適用できる場合は適用します。
河の取引所カードは主に真珠の入手手段となります。
上の画像にある「冒険家のスナウト」では、手札から赤の目的地カードを2枚捨て札にすれば、1勝利点トークンと真珠を獲得できます。
以上が河の取引所マスの概要ですが、真珠拡張固有のマスとしては他にも記念碑マスがあります。
こちらは通常の労働者コマで入るマスで、記載されている資源を支払うことで記念碑を建てることができ、ゲーム終了時に勝利点を獲得します。
ポイント
記念碑は早取りになっていて、最初にマスに入ってコストを支払ったプレイヤーだけが建てることができます。
カードのプレイ
ゲーム開始時に配られた装飾品カードをプレイできます。
装飾品カードをプレイするためには、コストとして真珠1個を支払わなければいけません。
装飾品カードには2つの効果があります。
1つがカード上段の即時効果で、もう1つがカード下段のゲーム終了時効果です。
ゲームの終了
ゲーム終了時、手元に残した真珠1つにつき2勝利点を獲得できます。
その他、記念碑と装飾品カードのゲーム終了時効果から勝利点を得る以外は基本ゲームと同様に勝利点を集計します。
ゲームの感想
基本ゲームでは、アイコンの数による早取り要素として基本イベントがありましたが、それが少し形を変えて河の取引所の真珠早取りになっています。
逆に基本イベントが記念碑に変わり、記念碑マスに入るためにはアイコン数の条件は無くなりました。
まあ結局コストとして真珠が必要なので、河の取引所に入る必要がありますね。
河の取引所マスに最初に入るときは、カードがウラ向きなのでどんな効果のマスか分かりません。
マスに入ってから河の取引所カードがオモテになるので、カード効果を使えるかどうかは完全にガチャです。
効果が使えなくても、最低限ボーナスの真珠は貰えるからいいんですが。
ただ、せっかく置いたカエル大使コマでカード効果を使えないともったいないと思っちゃいますね。
あと記念碑がかなり大味な得点になってます。
一番点数の高い記念碑で25点ですからね。
真珠拡張でのプレイ回数が少ない中での感想ではありますが、記念碑の得点効率は少し高めに感じました。
一番達成が用意な記念碑の「希望を見る門」でも10点取れますし、中々に大きい早取り要素です。
真珠の入江拡張の総評としては、要素が増えて遊び方の幅は間違いなく広がりましたが、随所で気になる部分もあります。
値段も1万円近くする拡張ですし、導入するかしないかは好みの分かれるところかもしれません。
個人的な評価では必須拡張とまでは言えないですねー。
それでもコレクターとしては、ボードの合体が熱いので手を出してしまうんですがね!?
あとはみなさんでご判断頂ければ!
今回のレビューは以上になります。
次回は剣ヶ峰拡張をレビュー予定です!
読んで下さりありがとうございました!