レビュー

【レビュー】ウォーオブウィスパーズ:新感覚ワーカープレスメント!大国の戦争を裏で操る秘密結社になろう!

ウォーオブウィスパーズ

みなさん暗躍していますか?

大国同士が戦争していたら、ついつい裏から糸引きたくなりますよね(?)

そんなあなたにぴったりなゲームがこの「ウォーオブウィスパーズ」です。

綺麗なアートワーク斬新なゲームシステム戦略性。

一度遊んでみればきっと斬新なシステムに関心しますよ!

ということで今回は「ウォーオブウィスパーズ」を紹介します!

ゲームの概要

5つの帝国が覇権を巡って戦争をしている世界。

プレイヤーはその帝国のうちの1つを担当する・・・わけではなく、帝国を裏で糸引く秘密結社として、この世界を思い通りに操ります。

プレイヤーは5つの帝国に対して、それぞれ異なる忠誠度を持っています。

自分のひいきの帝国が勝つように誘導し、自分が敵対している帝国が負けるように仕向けましょう。

ゲーム中に忠誠度が変化することもあり、最後まで行方の分からない戦略ゲームが楽しめます。

ゲームの準備

5つの帝国

まず最初に、これがゲームボードです。

ゲームボード
カレオ
円形ボードがおしゃれ!

ボード上には5つの帝国の初期の領土がラインで色分けされています。

そして領土の中にはいくつかのアイコンが描かれていますが、その中でもっとも重要になるのがこの「都市」です。

都市アイコン

ゲームの最終目標は、自分の肩入れしている帝国に、より多くの都市を支配させることです。

また、領土には「旗」アイコンが描かれている場所があります。

旗アイコン

そこにアイコンの数だけ各帝国の「旗キューブ」を配置します。

初期兵力の配置ですね。

そしてこの時点で、実は帝国同士が平等ではないことが分かります。

青の帝国は他国と隣接する前線に3つずつの兵力があるのに対し、

青の兵力

茶の帝国は旗アイコンがひとつも無いので、初期状態で兵力を持っていません。

これだと不平等だと思うかもしれませんが、意外とそうでもないようです。

青の帝国は都市を1つ支配した状態からスタートしますが、茶の帝国は初期状態ですでに4つの都市を支配しています。

初期の都市数

青帝国はどれだけ侵攻して都市を奪えるか。

茶帝国はどれだけ他国の侵攻に耐えられるか、というように忠誠を誓う帝国によって戦略も変わりそうです。

ボードとトークン類

プレイヤーはそれぞれ「プレイヤーボード」「使者トークン」9枚および「忠誠マーカー」5枚を受け取ります。

ボードとトークン類

その後、プレイヤーは忠誠マーカーをウラ向きでよく混ぜ、プレイヤーボード上の5つのスロットに配置。

配置したあとは自分だけがこっそりオモテ面を確認してマーカーの並びを確認します。

忠誠マーカー

仮に上記のような並びになっていたとしますね。(本当はウラ向きで配置しているので非公開情報です)

5つのスロットは左から順番に「敬虔」「忠実」「協力」「非同盟」「敵対」となっていて。ゲーム終了時の得点計算に関係します。

カレオ
敬虔(けいけん)って普段使わない言葉なので意味を調べたところ、
「神々に対する忠誠心」という意味らしいです。

具体的には、ゲーム終了時に該当の帝国が支配している都市の数×忠誠スロットの倍率が得点になります。

「敬虔(×4)」の赤帝国が2つ都市を支配していたら8点。

「敵対(×-1)」の緑帝国が3つ都市を支配していたら-3点、という具合です。

なので、左のスロットの帝国にどんどん肩入れして勝たせていきましょう。

ゲームの流れ

ゲームは全部で4ラウンド。

1ラウンドには5つのフェイズがあります。

  • 使者配備フェイズ
  • 帝国処理フェイズ
  • ラウンド管理フェイズ
  • クリーンナップフェイズ
  • 入れ替えフェイズ

各フェイズの処理は順番通りにボード外周に記載されているので、時計回りに処理していけばOKです。

ボードの外周
カレオ
サマリ要らずで助かりますね。

使者配備フェイズ

「ウォーオブウィスパーズ」はワーカープレスメントなので、ボード上にアクションスペースがあります。

帝国評議会

各帝国に「執行官」「管理官」「元帥」「宰相」の4つずつの役職があり、そこが使者トークン(ワーカー)を配置するアクションスペースです。

使者配備フェイズでは、各プレイヤーはボード上に配置された任意の使者トークンを1つ回収します。

1ラウンド目は使者トークンが配置されていないので回収はありません。

そして、スタートプレイヤーから順番にアクションスペースに使者トークンを配置していきます。

各プレイヤーが2つずつトークンを配置したら使者配備フェイズが終了です。

使者トークン配置で少し気を付けることがあります。

使者トークン配置の注意

上記では、「元帥」「宰相」は使者トークンが置かれていて、それぞれのプレイヤーがアクションします。

しかし「執行官」「管理官」にはトークンが配置されていません。

この場合、空いているアクションスペースは実行されないわけではなく、直後に使者トークンを置いているプレイヤーが代わりにアクションを実行できます。

具体的には、「執行官」から見て、1つ後ろの「管理官」には使者トークンがありません。

ならばさらに1つ後ろを見ると、「元帥」には蛇プレイヤーの使者トークンが置かれています。

ということで、蛇プレイヤーが「執行官」のアクションを選択して実行できます。

カレオ
同様の考えで「管理官」も蛇プレイヤーがアクションします。

帝国処理フェイズ

帝国の各役職のアクションを解決していきます。

アクションの種類は大きく4種類で、各アクションスペースにアイコンで記載されています。

旗配置アクション

アイコンの条件に従って旗キューブ(兵士)を配置。

旗配置アクション

上記アイコンは支配領域にある砦の数と等しい個数のキューブを配置できます。

攻撃アクション

隣接する他国の領域を攻撃。

任意の個数のキューブを移動させ、戦闘が発生します。

攻撃アクション

戦闘ではキューブを1対1で相殺し、攻撃側のキューブが生き残ればその領地を支配できます。

カレオ
どんどん侵攻して都市を占領していきましょう。

帝国カード獲得アクション

帝国のデッキから「帝国カード」を1枚引いて手札に加えます。

帝国カード

帝国カードは自分のアクション中に使用でき、戦況を覆すような大きな効果を持っています。

使者入れ替えアクション

帝国内の別の役職と使者トークンを入れ替えます。

使者入れ替えアクション

入れ替えた先の役職に対応したアクションを実行可能です。

カレオ
他人に取られたアクションスペースを奪い取れるわけですね。

ラウンド管理フェイズ

現在のラウンドに対応する「ラウンドマーカー」を配置します。

ラウンド管理フェイズ

4ラウンド目のラウンドマーカーを配置した時にゲームが終了し、得点計算に移ります。

また、「スタートプレイヤーマーカー」を隣のプレイヤーに渡します。

クリーンナップフェイズ

帝国カードの手札が5枚を超えている場合は超過分を捨て札にします。

ラウンド中に一時的に5枚を超えてもOKですが、このタイミングで5枚に調整されます。

入れ替えフェイズ

各プレイヤーは自分の忠誠マーカーの位置を入れ替えることができます。

入れ替えフェイズ

自分のひいきの帝国の領土拡大が難しそうなら、他の帝国に乗り換えることができるわけですね。

ただし入れ替えた忠誠マーカーはオモテ向きで公開され、今後二度と入れ替えできなくなります。

カレオ
入れ替えのご利用は計画的に!

得点計算

前述の通り、帝国の支配都市数と、忠誠スロットの倍率をかけて得点を計算します。

もっとも勝利点を獲得したプレイヤーの勝利となります。

例として、

赤帝国 倍率×4 都市数2 なら8点。
黄帝国 倍率×3 都市数1 なら3点。
緑帝国 倍率×2 都市数3 なら6点。
茶帝国 倍率×0 都市数4 なら0点。
青帝国 倍率×-1 都市数2 なら-2点。

となり、合計は15点です。

ゲームの感想

まずはゲームシステムが斬新ですね。

帝国を担当して陣取りするゲームは数あれど、帝国はあくまで他人の国で、それに相乗りする秘密結社がメインになるゲームは初めて見ました。

これによって何が生まれるかというと、他プレイヤーが敵にも味方にもなりえるということです。

帝国を直接担当して戦う陣取りゲームの場合は、自分の担当国以外はすべて敵なので「自分の領土拡大=相手の領土縮小」と言えます。

しかしこのゲームの場合は、同じ帝国に忠誠を誓うこともあるので「自分の利益=相手の利益」になる場合もあるわけです。

極端な話、全員の忠誠スロットの並びが完全に一致すれば、争いのない平和な世界ですよね。

まあまず無いですが。

それでも部分的に利害が一致して共闘できる場面もでてきます。

そこが新しいプレイ感であり、このゲームの最大の特徴だと感じました。

あと忠誠スロットが非公開情報なので、どの帝国に肩入れしているのかは正体隠匿系のプレイ感があります。

ただし正体がバレたら終わりの人狼ゲームとは違い、正体がバレたところでデメリットはそこまで無い気がしますね。

正体がバレていようがバレてなかろうが、味方してくれるプレイヤーは味方するでしょうし、敵対するプレイヤーは敵対するでしょう。

味方するか敵対するかは、それぞれの忠誠スロットの並びに従うので。

というわけで正体を隠しながらではなく、割と気にせず自由にプレイすれば良いと感じました。

ありそうで無かった新鮮なプレイ感と、綺麗なアートワークが素晴らしい戦略ゲーム。

2021/6/4にケンビルさんから発売されますので、購入を検討してみてはいかがでしょうか。


カレオ
以上、「ウォーオブウィスパーズ」の紹介でした。
読んで下さりありがとうございました!


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