みなさんカレーは好きですか?
まあカレーを嫌いな人はあんまりいないですよね。
かく言う私もカレーは大好きなのですが、嫁はジャガイモ大きめのゴロゴロ野菜が好きで、私はジャガイモが溶けて無くなるくらいに煮込んだカレーが好き。
なので我が家ではジャガイモの大きさ論争をカレーの度に繰り広げております。
あなたはどんなカレーが好きですか?
今回はそんな「カレー」をテーマにしたカードゲームを紹介します。
ゲームの概要
「ギリギリカレー」は誰が一番おいしいカレーを食べることができるかを競うゲームです。
鍋の中に、お肉、野菜、魚介を入れて、おいしいカレーを作りましょう。
それから隠し味に牛乳、ヨーグルト、チョコレート・・・。
ただし調子に乗って具材を入れ過ぎると「カレーではないナニカ」になってしまいます。
大切なのは「旨味」と「バランス」です!
一番おいしいカレーを食べることができるのは誰でしょうか?
ゲームの準備
食材カード
「食材カード」をシャッフルして山札を作ります。
そして各プレイヤーに3枚ずつを配って手札にします。
これが食材カードです。
大別すると、お肉・野菜・魚介の「メイン食材カード」と、牛乳・リンゴ・ハチミツなどの「隠し味カード」があります。
カードには右上と左上に数字が書いてあります。
左上のこれが「旨味」です。
鍋に具材を入れれば入れるほど旨味の合計が大きくなっていき、おいしいカレーが出来上がります。
ゲームの目的は、もっとも旨味の合計の大きいカレーを食べることです。
右上の数字は「バランス」。
この数字の合計が大きいほどカレーとして味のバランスを取るのが難しくなり「カレーではないナニカ」に近づきます。
まとめ
食材カードをたくさん入れるほど旨味が増すが、バランスも大きくなる。
カレーとして成立するギリギリを狙って食べるべし!
鍋
「カレーリミットカード」をシャッフルして人数分ウラ向きでテーブル中央に並べます。
また、それと同じ枚数だけ「レシピカード」をウラ向きで並べます。
縦に並んだレシピカードとカレーリミットカードの組み合わせが1つの「鍋」です。
このゲームの1つの特徴ですが、プレイヤーごとに専用の鍋があるわけではなく、鍋は全員で共有します。
誰がどの鍋に食材を入れてもいいし、どの鍋のカレーを食べてもいいわけです。
カレーリミットカード
カレーリミットカードは10~15の数字が書かれたカードです。
これは、鍋のバランス値の許容量を表しています。
鍋に入れた食材カードのバランスの合計が、カレーリミットカードの値を超えると「カレーではないナニカ」が出来上がります。
レシピカード
レシピカードは鍋のレシピが書かれたカードです。
- お肉ごろごろカレー
- 野菜ごろごろカレー
- 魚介ごろごろカレー
などの種類があります。
各レシピは、対応する食材のバランスを0にする効果があります。
具体例
上記の鍋は、バランス2の食材カードが6枚あるので、バランス合計は12です。
しかしレシピカードが「お肉ごろごろカレー」なので、チキンとビーフの2枚はバランス0になります。
結果、バランス合計は8となってリミット以下に収まっています。
鍋の確認
スタートプレイヤーから時計回りで順番に、レシピカードとカレーリミットカードを1枚ずつ確認します。
自分が確認したカードの上には、自分の色に対応する「レシピマーカー」と「カレーリミットマーカー」を置いておきます。
ただし、同じ鍋のレシピとリミットを両方見ることはできません。
ゲームの流れ
自分の手番では、以下の2つのアクションから1つを選んで実行します。
- 食材を入れる
- 鍋を引き取る
食材を入れる
自分の手札の食材カードを1枚選び、鍋に入れます。
自分がレシピを確認した鍋に入れてもいいし、まったく見ていない鍋に入れてもOKです。
入れた食材カードはオモテ向きに公開して鍋の下に並べます。
他人が好き勝手に魚介を入れてくるのでけっこうカオスですw
食材カードを鍋に入れたら、山札から食材カードを1枚補充して手番を終了します。
鍋を引き取る
場に残っている鍋を1つ選んで引き取ります。
レシピカード、カレーリミットカード、鍋に入っている食材カードをすべてまとめて自分の手元に引き寄せます。
あくまで鍋は共有なので、レシピカードやカレーリミットカードを見ていない鍋を選んでも構いません。
鍋を引き取ったらそれ以降、自分はゲームから抜けて得点計算までは待機です。
また他のプレイヤーは、引き取られた鍋には食材を入れることは出来なくなります。
得点計算
全てのプレイヤーが鍋を選んだら、カレーの実食に移ります。
手元のレシピカードとカレーリミットカードをオモテにし、まずはバランスの合計がリミットを超えていないか確認します。
上記の例だと、バランスの合計は15。
レシピは「魚介ごろごろカレー」なので、エビのバランスが0になって差し引き13になりますね。
それでもリミットの12を超えてしまっているので、プレイヤーは脱落となり旨味の計算は出来ません。
バランスがリミット以内だったプレイヤーは、食材カードの旨味を合計します。
旨味の合計がもっとも高いプレイヤーが勝利となります。
ゲームの感想
まずこの外箱のデザイン!
本物のカレールーみたいで、シャレが効いてて良いじゃないですか。
もうこの時点で美味しそう・・・じゃなかった面白そう。
見かけだけでなくゲームの内容もシンプルかつ、しっかりと駆け引き要素があります。
各々持っている鍋とレシピの情報が異なるので、情報差を活かしたブラフと心理戦が醍醐味ですね。
例えばAさんがレシピを見た鍋に、Aさんが野菜をどんどん入れていたら、
と思いますよね。
でもこのゲームは自分で育てた鍋を他人に押し付けることができるので
もしかしたら「お肉ごろごろカレー」にあえて野菜を入れているのかもしれません。
どの鍋を取るかは慎重に。。。
あとここまで触れてきませんでしたが「隠し味カード」にはおもしろいものが多いのでいくつか紹介しましょう。
これはヨーグルトです。
入れられた鍋のカレーリミットが13か15のときこのカードの旨味は0から5になる
素の旨味は0だけど、条件次第で旨味が5という強カードになるというもの。
うまく条件に合えば強力ですが、合わない時は旨味0でバランス2というとんでもなく邪魔なカードです。
これはリンゴです。
このカードが入れられた鍋に入っているリンゴカードとハチミツカードの枚数が同じ場合それらのバランスは0になる
リンゴはハチミツカードと組み合わせると効果があります。
条件を満たせば、リンゴの旨味2とハチミツの旨味2にも関わらずそれら2枚のバランスはなんと0!
決まれば強いですが、鍋に入っている食材カードはすべて公開情報なので、他人からの邪魔が入らないように注意ですね。
そしてこれ。
重い
これは笑う。
どれだけリミットギリギリまで食材を入れられるかというチキンレース。
他のプレイヤーに鍋を横取りされないギリギリのタイミングはどこか?という駆け引き。
2つの意味でのギリギリを見極める必要があるゲームでした。
シャレたデザインに、しっかりした心理戦をお手軽に楽しめるのでぜひ遊んでみてください。
遊び終わった後はカレーが食べたくなることうけあいです!
読んで下さりありがとうございました!