

今回はホビージャパンさんから発売されている
「宝石の煌めき」を紹介します!
ゲームの概要
プレイヤーはルネッサンス期の商人となって、鉱山、流通網、職人を確保して、偉大な宝石商になることを目指します。
手番では宝石トークンを獲得し、それを支払うことで発展カードを購入していきます。
購入した発展カードは、次の手番以降でさらなる発展カード購入のボーナスとして使用できるようになります。
ボーナスがボーナスを呼び、どんどん価値の高いカードを購入できるようになっていくのです!
拡大再生産の代表と言える名作ゲームです。
ゲームの準備
発展カード
「発展カード」はウラ面に記載されている〇の数でレベルが分かれています。

当然レベルの高いカードほど、獲得できる威信ポイントが高くなりますが、購入に必要なリソースが多くなります。
レベルごとにシャッフルして山札を作り、各山札から4枚ずつカードを公開します。

貴族タイル
「貴族タイル」をシャッフルし、プレイヤー人数+1枚を公開します。

残りの貴族タイルは使用しません。
宝石トークン
「宝石トークン」にはルビー(赤)、サファイヤ(青)、エメラルド(緑)、ダイヤモンド(白)、オニキス(黒)の5色と、ワイルドの黄金(黄)の計6色があります。

これらを色別の山に分けてまとめておきます。
ゲームの流れ
ゲームの目的は、発展カードまたは貴族タイルを獲得し、威信ポイントを15ポイント以上集めることです。
威信ポイントを15ポイント集めたプレイヤーが出るまでスタートプレイヤーから時計回りに手番を行ないます。
手番で実行できるアクションを順番に説明します。
宝石トークンの獲得
宝石トークンは発展カードを購入するために必要なリソースです。
山に残っている宝石トークンの中から異なる色の宝石トークンを3枚獲得できます。

または、同じ色の宝石トークンを2枚獲得できます。

発展カードを確保する
場に公開されている発展カードか、各レベルの山札の上から、1枚を確保して手札に加えます。

この時、一緒に黄金(黄)トークンも獲得できます。


黄金(黄)トークンは前述の宝石トークンを獲得するアクションでは獲得できず、発展カードを確保するアクションでしか入手できません。
発展カードを購入する
場に公開されている発展カードまたは手札の発展カードを購入します。
購入するためにはカードに記載されている宝石を支払う必要があります。

手持ちの宝石トークンから必要な数を支払い、購入したカードは自分の前にオモテ向きで並べて置きます。
購入した発展カードは、それ以降のカード購入時にボーナスとして使用できます。
購入済みの発展カードの右上に描かれた宝石を、次回のカード購入時の支払いに使えるわけです。

しかもボーナスで支払っても発展カードは消費されないため、気兼ねなく使用できます。

貴族タイルの獲得
発展カードを獲得し、集めた宝石ボーナスが貴族タイルに描かれている宝石の数以上になると、その貴族タイルを獲得できます。

発展カードは宝石ボーナス+手持ちの宝石トークンでの支払いができるのに対して、
貴族タイルは宝石ボーナスのみで必要数を満たさなければいけません。

ゲームの終了
手番終了時に、発展カードと貴族タイルの左上に記載されている「威信ポイント」を合計します。

プレイヤーの誰かが威信ポイントを15ポイント以上獲得したらゲームは終了に向かいます。
プレイヤーの手番数が同じになるまでラウンドを続行してゲーム終了します。
最終的に威信ポイントをもっとも集めたプレイヤーの勝利です。
ゲームの感想
かなり有名なゲームで、2014年の日本ボードゲーム大賞受賞作。
ずっしりと重厚感のある宝石トークンが素晴らしいです。
その他のコンポーネントはカードとタイルのみなのでゲーム準備も簡単。
ルールも無駄を極限まで削ってあり、箱の大きさからは考えられないほどのシンプルな作りになっています。

ジャンルとしては拡大再生産で、発展カードを買えば買うほど次のカードの購買力があがっていきます。
終盤にかけて、どんどん色んなカードを買えるようになるのが楽しいポイント。
宝石トークンは各色7枚しかないのでサプライが枯れると、その宝石トークンは誰かが使用してサプライに戻るまで獲得できなくなってしまいます。
宝石トークンが残っているうちに獲得したいですが、その間に狙いの発展カードが取られるかもしれません。
発展カードの購入だけでなく、確保アクションで必要な宝石が無くとも予約ができるルールなので、次の手番までカードが残っている保証はありませんからね。
宝石からか?カードからか?
どの手順で獲得していくかの戦略がこのゲームの頭の使い所です。
拡張も発売されており、拡張ではさらに遊びの幅が広がりそう。

シンプルで分かりやすいルールですが、しっかりとした戦略性があり遊びごたえは十分。
名作と呼ばれるにふさわしいゲームなのでぜひ遊んでみてください。

読んで下さりありがとうございました!