
こんにちわ!カレオです。
今日は、先日グループSNEさんから日本語版が発売された「レッド7」を紹介します。
こちらがパッケージ。

日本語版が発売されると聞いた時は、BGAでも遊べるゲームなのでスルーしようかなと思いましたが、このお洒落なデザインのせいでついついポチってしまいました…。

赤橙黄緑青藍紫の7色のカードを使ったゲームで、ルールを自分で変更できるのが特徴になっています。
簡単に遊べて面白いので、ぜひチェックしてみてください。
ゲームの概要
順番に自分のパレット(場)に手札からカードを出していきます。
その際に、他の誰よりも強いカードを出す必要があります。
強いカードがない場合はルールそのものを変更して、自分がもっとも強い状況にしなければいけません。
カードを出せなくなったプレイヤーから順に脱落していき、最後まで生き残った一人がゲームに勝利します。
ゲームの準備
数字カード
このゲームで使うのは赤橙黄緑青藍紫の7色に、1~7の数字が描かれた49枚のカードです。


これをシャッフルしてそれぞれのプレイヤーにウラ向きで7枚ずつ配ります。
さらに、各プレイヤーに1枚ずつオモテ向きで配ります。

ウラ向きの7枚はプレイヤーの手札。
オモテ向きの1枚はプレイヤーのパレット(場)と呼びます。
残ったカードは山札としてまとめておきます。
キャンバス
テーブル中央に「現在のルール:【赤】」カードを配置。
これをキャンバスと呼び、キャンバスは「現在のルール」を表します。

ゲーム開始時は上記の通り、「数字の最大がもっとも大きいプレイヤーの勝利」というルールでスタートします。
このルールはあくまで現在のルールなので、手番中に自由に上書きして変更することが出来ます。
ゲームの流れ
ゲーム開始時のルールは「数字の最大がもっとも大きいプレイヤーの勝利」です。
最初にパレットに配られた1枚のカードを比較し、もっとも数字の大きいプレイヤーの左隣がスタートプレイヤーとなります。

以後は、時計回りに手番が移ります。
ポイント
数字が同じ場合は色で勝敗を判定します。
(強)赤>橙>黄>緑>青>藍>紫(弱)の順番で強くなっています。
プレイヤーは各手番の終了時、以下の条件を満たす必要があります。
その時点のルールに従ってパレットのカードを比較した時に、手番プレイヤーが勝利している
無事に条件を満たしていれば生き残りとなり、次のプレイヤーの手番となります。
条件を満たせていなければ、手番プレイヤーは脱落します。
プレイヤーが自分の手番で実行できるアクションは4つあります。
①パレットにカードを出す
手札からカードを1枚パレットに出します。
出したカードで勝利している必要があります。

②キャンバスにカードを出す
パレットにカードを出して勝利するのではなく、キャンバスのルール変更によって勝利します。
下記画像では、相手の7に対してそれを上回るカードを出せません。

そんな時は手札のカードをキャンバスに出し、ルールを上書きします。

これによって、ルールが「3以下のカードの枚数が多いプレイヤーの勝利」に変わったので、無事に勝利することができました。

③パレットとキャンバスにカードを出す
パレットに1枚のカードを追加し、さらにキャンバスにもカードを出してルールを上書きします。
例を見てみましょう。
現在のルールは「異なる色の数が多いプレイヤーの勝利」です。

相手は赤7・黄3の2色。
対してこちらは緑6の1色。
ここでパレットに1枚加えても2色なので勝利できません。
(相手の数字は7、こちらの数字は6なのでこちらの負けになる)
ポイント
条件に合致する枚数が同数の場合は、その中で最大の数字を比較します。
それも同じ場合は、色の強弱による勝敗判定を行います。
しかし、パレットに紫5を加えると同時に、キャンバスを藍で上書きしてルールを変更できます。

これによってルールが「続き数字の数が多いプレイヤーの勝利」に変わり、相手は続き数字無し、こちらは紫5緑6の2枚が続き数字なので勝利できます。
注意ポイント
基本ルールでは手札の補充はありません。
手札を2枚使うことは、ゲーム後半の選択肢を失うことになります。
④何もせず敗北する
どのカードを出しても勝利することが出来ない場合、プレイヤーは脱落します。
手札が0枚の時もこのアクションを実行しなければいけません。

ゲームの終了
ひとりのプレイヤーを除いて全員が脱落した時点でゲーム終了です。
生き残ったひとりがゲームの勝者になります。
バリアントルール
上級バリアントルールもルールブックに記載されています。
このバリアントでは、キャンバスのルールを変更した時に、そのカードの数字が自分のパレットのカード枚数よりも大きいとき、山札からカードを1枚引いて手札に加えることが出来ます。
その他にも追加アクションが可能になる選択バリアントもあり、幅広い遊び方が出来ます。
ゲームの感想
絵の具を塗りつぶしたようなカードデザインがお洒落ですね。
「ルールを塗り替える=キャンバスのカードを上書きする」と部分で、デザインとゲームシステムがマッチしていて良い感じです。
あとカードに若干厚みがあって、耐久性が高いのが個人的に高評価でした。
ゲームとしては、手札を温存して生き残りを目指すカードゲーム。
回ってくる手番の度に手札を消費して勝利している状態を作り出す。
手札枚数は自分の寿命のようなもので、自分の手番ではいかに少ないカードで勝利できるかが大事。
後半になるにつれて取れる選択肢が減っていくので、どんどん追い詰められていくハラハラ感が楽しいです。
バリアントを含めた遊び方に幅があり、1ゲームも5分程度なのでついついもう1戦と遊んでみたくなるのがGOOD。
ただし良くも悪くもカード運によるので好き嫌いはハッキリ別れるかもしれません。
特に序盤に赤7をパレットに出せたプレイヤーは、その後の引き分け判定時にかなり優位に立てるので一気に勝利に近づけますからね。
たった49枚で唸れる生き残りゲーム。
興味を持った方はぜひ遊んでみてください。

読んで下さりありがとうございました!