今日はタクティカルゲームズさんから発売されている
「イッツファイブピーエム」を紹介します!
ゲーム概要
プレイヤーがタイルを配置して街をどんどん成長させていく箱庭系タイル配置ゲーム。
あなたは「朝の時間」と「夜の時間」でその街を散策し、自由に遊びます。
月曜から金曜の5日間で街を遊びつくし、
もっともハピネスを獲得していたプレイヤーが勝利します。
そうして誰よりも幸せになりましょう!
ゲーム準備
個人ボード
プレイヤーの担当色を決め、「個人ボード」の初期位置にマーカーを置きます。
個人ボードの上側は「時間トラック」。その日1日で使える時間を管理します。
下側は「お金トラック」。働いて稼いだり、お店で使ったお金を管理します。
曜日ボード
街にはいろいろなお店があり、アイコンでどんなお店かが分かるようになっています。
上記「お店タイル」をウラ向きで混ぜ、ランダムに「曜日ボード」にオモテ向きで置きます。
その曜日の位置に置かれたアイコンのお店が、その曜日にお休みになります。
上記の例であれば、月曜日は映画館が定休日で、火曜日はデパートが定休日です。
初期街カード
テーブルの真ん中に「中央の都市カード」を置きます。
中央の都市はプレイヤーが働く場所で、
「お昼の時間」はプレイヤーはここを目的地にして移動します。
また「夜の時間」にはここから自宅へ帰ります。
各プレイヤーは、「中央の都市カード」から一直線になるように
2枚の「初期街カード」と「家カード」を配置します。
プレイヤーは「家カード」と「中央の都市カード」を毎日往復することになります。
街カード
各プレイヤーに「街カード」をランダムに2枚配ります。
街カードには十字かカーブの道とお店が描かれています。
毎日このカードを配置して街を大きくしていきます。
目的カード
各プレイヤーに「目的カード」を5枚配り、
その中から3枚を選んで自分の前にオモテ向きで並べます。
目的カードで指定された順番で遊ぶことで目的を達成し、
ゲーム終了時に追加でハピネスを獲得できます。
ゲームの流れ
以下のサイクルを1日として、月曜日から金曜日まで5日間を過ごします。
- 曜日ごとの時間の補充
- 街カードの配置
- 定休日タイルの配置
- プレイヤーの活動
曜日ごとの時間の補充
個人ボードに記された曜日のところまで時間トラックを進めます。
曜日ごとに補充する時間が異なるので注意
街が発展して寄り道する場所が増えると、使える時間も増えていくわけね。
街カードの配置
スタートプレイヤーから時計回りの順番で、手札の街カードを配置します。
街カードは現在の街のどこかに隣接するように置かなければいけません。
街カードを1枚配置したら、山札から1枚補充します。
定休日タイルの配置
曜日ボードに示されているお店が定休日です。
街中の該当するお店に「定休日タイル」を置きます。
定休日タイルがおかれたお店は利用することができません。
プレイヤーの活動
プレイヤーは1日の間に、
「朝の時間」「中央の都市でお金を稼ぐ」「夜の時間」を行ないます。
朝の時間
自宅から中央の都市へ向かいます。
移動は、ひと筆書きで同じ街カードを2回通らないようにルートを決定します。
このとき移動した街カードの枚数分の時間を消費します。
上記の画像では、5時間を消費しました。
道中、お店があれば立ち寄ってOKです。
お店に書かれている「お金」と「時間」を支払ってハピネスを獲得できます。
中央の都市でお金を稼ぐ
中央の都市では時間を消費してお金を稼ぐことができます。
多く働けばより多くの収入が得られますが、夜に遊ぶ時間はなくなってしまいます。
よく考えて計画的に必要な分だけ働くようにしましょう。
時間を消費しないことも許されているので、出社後に即退社してもOKです。
夜の時間
中央の都市から家に向かって帰ります。
朝の時間と同様に道中のお店に立ち寄ってハピネスを獲得できます。
また、帰る家は自宅でなくても構いません。
他のプレイヤーの家の周辺に立ち寄りたいお店があった場合は、
他のプレイヤーの家に泊めてもらうことも可能です。
ゲームの終了
金曜日の「プレイヤーの活動」まで終了したらゲームが終了します。
下記ハピネスを集計し、もっとも多くハピネスを獲得している人が勝利します。
- ゲーム中に獲得したハピネス
- 達成した目標カードに記載されているハピネス
- 3金につき1ハピネス
ゲームの感想
最初は寄り道する場所もない小さな街なんだけど、
日が経つにつれてが映画館が建ち、ボドゲカフェができる。
そうなると「今日の帰りは映画見て帰ろうかな」
なんて計画するのが楽しくてワクワクします。
考える要素は「時間」と「お金」だけ。
全員に等しく与えられた「時間」を、労働でどれだけ「お金」に変えるか。
手にした「お金」をどこで使って「ハピネス」を得るか。
そういうリソースマネジメントがこのゲームの主旨になります。
プレイヤー間のインタラクションはぜんぜん強くないですね。
せいぜい街カードの配置が早い者勝ちなくらいでしょうか。
それでも配置された街カードにあるお店は誰でも使えるので
「そのお店をそこに置いてくれて助かるー!」ってことも良くあります。
もし自分の目的のお店が近くになかったとしても、
遠出して遠方のお店に寄って、その日は別のプレイヤーの家に泊めてもらえばいいんです!
あまり他人の邪魔は考える必要はなく、
自分のプレイだけ考えればいいのでかなりライトなプレイ感でした。
現実でもよく言われることですが仕事と遊びのメリハリが大事だと思いました。
お金を貯めると決めた日は寄り道もせずに真っすぐ家に帰り、
遊ぶと決めた日は一気にパーッと遊ぶのが効率良さそう。
そう考える理由は2つあって、
1つは単純に、1金=1ハピネスに変換する「コンビニ」よりも、
6金=7ハピネスに変換する「デパート」の方が効率が良いので、
お金を貯めてから一気に使う方が強いです。
もう1つの理由は、今日は「ジム」、明日は「映画館」みたいに2回に分けて寄り道すると、
それだけ移動が増えるので余計な時間を消費してしまいます。
それよりは今日は「まっすぐ帰る」、明日は「ジム」と「映画館」に行く、
の方がトータルの移動時間は少なくなりやすいですね。
街をどんどん発展させていく箱庭タイル配置と
リソースマネジメントが見事に融合した雰囲気もステキなオサレゲームでした!
読んで下さりありがとうございました!