

今日は「SUGERBLOCK COFFEE」を紹介します。
3年後にマイベストブレンドを完成させてコーヒーショップブームを生き残るのは誰なのか!?
それではいってみましょう!
プレイ人数 | 2人~4人 |
プレイ時間 | 10分~20分 |
対象年齢 | 24歳~ |
ゲーム概要
プレイヤーは新しくコーヒーショップをオープンしたオーナーとなって、他のプレイヤーと一緒に「3年後に生き残れるブレンド」について議論します。
ブレンドには「焙煎」「香り」「コク」などの要素があり、どの要素を優先して、どの要素を無視するかを話し合います。
それぞれが考える「マイベストブレンド」は異なるので、うまく議論を誘導しつつ、3年後の得点計算時に「マイベストブレンド」により近い人の勝利となるゲームです。


ゲーム準備
マイベストブレンドの決定
「マイベストブレンドカード」をシャッフルし、各プレイヤーに1枚ずつ配ります。

カードの内容が、あなたが「3年後に生き残れる」と考えているブレンドです。
グラフの色がブレンドの要素に対応していて、「コク」を重視したり「香り」を重視したり、全員内容が異なります。

ゲーム終了時まで伏せておきます。
意見カードの準備
「意見カード」の中から好きな1色6枚を選んで受け取ります。

どの色でもカードの内訳は同じです。
ブレンドカードの準備
「ブレンドカード」6枚をよく混ぜ、ランダムに並べます。
ブレンドカードは「焙煎」「香り」「コク」「甘み」「キレ」「価格」の6種類があり、そのひとつひとつがブレンドの要素となります。
並んだカードの左がもっとも優先度が高い要素で、右にいくほど優先度が低くなります。

ラウンドカードの準備
「ラウンドカード」を下から2003、2002,2001の順番に重ねておきます。

ゲームは1年を1ラウンドとして、3年(3ラウンド)でゲームが終了します。
ゲームの流れ
ラウンド毎に以下の3つのフェイズを繰り返し、3ラウンドが経過するとゲームが終了します。
- 意見フェイズ
- 適用フェイズ
- 年末フェイズ
意見フェイズ
現在のブレンドの状態とマイベストブレンドカードを見比べながら、どの要素を優先し、どの要素を無視するのか意見を出しあいます。
スタートプレイヤーから順番に、「①ブレンドの要素1つに対して」「②手札の意見カードを1枚選んで」「③裏向きで伏せる」のアクションを行います。


少しずらして重ねておきます。
全員の手札がなくなったら意見フェイズを終了し、適用フェイズに進みます。
適用フェイズ
ブレンドの要素ごとに提出された意見を反映させていきます。
優先度の低い要素から順番に意見カードをすべてオモテにし、カードの効果を適用します。
意見カードは以下の効果があります。
推薦:RECOMMEND

要素の優先度を1つ上げ、要素の順番を入れ替えます。
要素についている意見カードごと全て入れ替えます。

差置:DISREGARD

要素の優先度を1つ下げます。
「推薦」と「差置」同士は相殺して効果が無効になります。

禿同:ABSOLITELY

直前の「推薦」か「差置」と同じ効果になります。
「推薦」2枚と「禿同」1枚がついていた場合は、優先度が3上がります。

同意:AGREE

特に何も効果はありません。

却下:REJECTION

不必要な要素を却下するための1票を投じます。
1票でブレンドカードを裏返し「REJECT1」マークの書かれている面を上にします。

2票目の「却下」によって、その要素は優先度が最低となり、ブレンドのいちばん右に移動します。

保持:OBJECTION

不必要の判断を取り消し、要素を保持します。
「却下」と「保持」同士は相殺して効果が無効になります。

年末フェイズ
1年が終了し、次の年の準備をします。
意見カードをすべて持ち主の手札に戻し、その年のラウンドカードの効果を適用します。

1ラウンド目と2ラウンド目は、優先度の一番高い要素をいちばん右に移動します。

3ラウンド目は全てのゲームを終了し、得点計算にうつります。
得点計算
最終的なブレンドの要素の優先順と、マイベストブレンドカードの各色の並びを比較して得点を計算します。
現在のブレンドカードが、マイベストブレンドの同色の位置と同じかそれよりも左にある時に、その下に書かれている得点を獲得できます。

上記の例で言えば、
「キレ」は5より左にあるので5点獲得。
「価格」は3より左にあるので3点獲得。
「甘味」は7より右にあるので得点なし。
「コク」「香り」は得点にならず。
「焙煎」は1より右にあるので得点なし。
合計8点、となります。
ゲームの感想
各要素の優先度をコントロールしたいのですが、他の人が意見カードをどんどん被せてくるので結構むずかしい!
1つだけ優先度を上げたいのに3つも4つも上がってしまうこともしばしば。。。
個人的には、1ラウンド目と2ラウンド目の終了時に、優先度がもっとも高い要素が最下位にまわされるルールが秀逸だと感じました。
そのルールのおかげで自分の推す要素の優先度をただやみくもに上げればいいわけではなく、2位とか3位くらいの丁度いい位置をキープしないとダメになるので、かなり頭を悩ませますね。
戦略的には無理に7点を狙いに行かず、5点と3点をしっかり確保したほうがいいのかなぁ?と思ったりもしました。
あとはとにかくカードデザインがおしゃれでカワイイ!
カードはPP加工されていてさわり心地も良く、高級感があっていい感じ。
かなり所有欲を満たしてくれる一品でした。
小箱サイズで持ち運びやすいのでボドゲ会にも持ち込みやすい!おすすめです!

読んで下さりありがとうございました!