前回、「グロウ~トモシビノタビ~」のレビューをお届けしましたが、BGGにソロルールが公開されていたので、今回はそれを紹介しようと思います。
BGGのリンクはこちら GLOWソロルール
この記事を見る前に、以下のレビュー記事で基本ルールを押さえておくことをお勧めします。
ソロルールの目的
ソロルールでは、オートマの「トム」が対戦相手です。
プレイヤーはトムよりも多くの光のカケラを集めることを目的とします。
コンポーネント
以下の画像にあるトム用タイル8枚を印刷します。
私はとりあえず印刷した紙を段ボールに貼って切り抜きました。
トム用タイルの準備費用はコンビニのカラープリント50円だけでした。
これくらいのアイコンなら手書きでもいけますし、準備も簡単です。
ゲームの準備
ゲームの準備は以下の記載を除いてすべて基本ルールに従います。
トムの準備
プレイヤーが「冒険者」を選んでダイス(大)を受け取った後、残ったダイス(大)の中から異なる2色のサイコロを選んでトム用にします。
注意
両方に特別なシンボルがあるダイスを2つ選択することはできません。
つまり黄色と紫のダイスの組み合わせはNGです。
トム用の2色のダイスのどちらか1色を選んで、その色の「得点トークン」をスコアトラックの10点の位置に置きます。
また、パーティトークンをスコアトラックの0点の位置に置きます。
トム用のダイス(大)2つを振り、出た目に対応する「出会いトラック」に配置します。
黄色ダイスの光のカケラや、紫ダイスの足跡トークンの面が出た場合は、出会いトラックには配置しません。
代わりにトムはダイスの目に応じて光のカケラ3個か、足跡トークン2個を獲得します。
影の領域で遊ぶ場合
トム用の「キャンプトークン」を旅ボードのスタート位置に置きます。
闇の群島で遊ぶ場合
トム用の「船トークン」4つを中央の島に置きます。
呪文トークンと黒色ダイス
「呪文トークン」と黒色ダイス(小)はソロルールでは使用しないので箱にしまいます。
仲間カードの除外
以下に挙げる「仲間カード」計14枚を取り除き、箱にしまいます。
- A面
- B面
上記以外の仲間カードはシャッフルし、A面とB面で分けた状態で山を作ります。
仲間カードの公開
A面の山から順番に仲間カードを公開します。
この時、トム用のダイス(大)が置かれているスペースは飛ばして仲間カードを配置しません。
トム用タイル
トム用タイル8枚をシャッフルし、ウラ向きで山を作ります。
その後、上から5枚をオモテ向きで公開し、出会いトラックの反対側に配置します。
スタートプレイヤー
トムがスタートプレイヤーになることはなく、常にあなたからスタートになります。
「スタートプレイヤートークン」は不要で、つまり「リロールトークン」も受け取りません。
ゲームの流れ
ゲームの流れは以下の記載を除いてすべて基本ルールに従います。
早朝:仲間を集める
トム用タイルの処理
プレイヤーが仲間カードと、そこに配置されたダイス(小)と足跡トークンを受け取るとき、向かい側に置かれたトム用タイルをトムが獲得することになります。
トム用タイルの効果は後述します。
効果を適用した後のトム用タイルは、トム用タイルの山の横に捨て札としてまとめます。
そしてトム用タイルの山から1枚をオモテ向きにし、出会いトラックの空いたスペースに配置して常に5枚のトム用タイルが並んだ状態にします。
トム用タイルの山が無くなっていた場合は、捨て札となったタイル4枚をシャッフルして新たな山を作ります。
ここがゲームの折り返しとなるため、A面の仲間カードはすべて箱に戻し、次の仲間カードはB面の山から補充してください。
既にB面の山を使用している場合は、トム用デッキが尽きたのが2回目ということです。
その場合は現在のラウンドが最終ラウンドになります。
出会いトラックの初期化
まず出会いトラックに残った仲間カードと足跡トークンはすべて捨て札にします。
そしてトム用のダイス(大)2個と、残ったダイス(小)をまとめて振り、対応する出会いトラックのスペースに配置します。
前述の通り、トム用の黄色ダイス(大)と紫ダイス(大)の特別な面が出た場合は、出会いトラックには配置しません。
ダイス(小)は通常のルールに従ってエレメントが出るまで振り直してください。
午前:ダイスを振り、リロールする
ソロ用の個別ルールはないので基本ルール通り進行します。
真昼:カードを解決する
ソロ用の個別ルールはないので基本ルール通り進行します。
午後:旅を続ける
ソロ用の個別ルールはないので基本ルール通り進行します。
夕方:ラウンドの終了とリセット
トム用ダイス(大)が配置されていない出会いトラックに、仲間カードを公開して並べます。
ダイスが存在しないスペースに足跡トークンを置くルールは通常通りです。
得点計算
2回目にトム用タイルの山が尽きたら、そのラウンドが終了した後でゲームを終了し、得点計算します。
プレイヤーの得点計算は基本ルール通りに行います。
トムの得点計算
トム用のキャンプトークンがある村、またはトム用の船トークンがある島に示されている光のカケラをトムのスコアに加算します。
影の領域で遊ぶ場合
ゲーム終了時にトムは持っている足跡トークンを使ってキャンプトークンの位置を進めます。
現在、トム用のキャンプトークンがある村よりも1つ上のランクの村に入るために必要な足跡トークンの条件をトムが満たしているのなら、足跡トークンを消費して次の村に進みます。
例として、トムのキャンプトークンが12点の村にあるとします。
1つ上のランクの15点の村に入るためには足跡トークンが2つ必要です。
トムが足跡トークンを2つ以上持っていた場合は、キャンプトークンを15点の村に移動させます。
トム用タイルの効果
タイルにあるミープルの数だけ、スコアトラックのパーティトークンを進めます。
その後、パーティトークンが示す位置の分だけの得点をトムが獲得し、得点トークンを進めます。
例として、トムのパーティトークンがスコアトラックの1点の位置にあったとします。
上記タイルを処理する時は、まずミープルの数、つまり2つパーティトークンを進めて3点の位置まで動かします。
その後、3点分トムの得点トークンを進めます。
数字の分だけトムが光のカケラを獲得し、得点トークンを進めます。
「影の領域」で遊ぶ場合のみ適用します。
トムのキャンプトークンを、光のカケラが1ランク多い村に移動します。
スタート→3→5→8→・・・の順番で移動するということです。
「闇の群島」で遊ぶ場合のみ適用します。
まずは動かすトムの船トークンを決定します。
船トークンの決定は以下のルールに従ってください。
- 中央の島により近いもの
- 同じ条件であればプレイヤーが任意に選べる
決定した船トークンのある島から延びる航路の内、MAXのアイコンであれば最大値の航路を選び、MINのアイコンであれば最小値の航路を選びます。
例えば、中央の島にある船トークンを動かす場合、MAXなら「4」の航路を選び、MINなら左下の「1/2」の航路を選びます。
注意ポイント
中央の島から右に伸びる1/2の航路は禁止です。
その先には得点となる島が存在しないためです。
ゲームの感想
「影の領域」「闇の群島」どちらもプレイしてみました。
結果は111対95、114対95で2勝でした!
今回は勝利できたとは言え、トムも90点オーバーを安定して出すくらいにはスコアを稼ぐようなので、それなりに歯ごたえがあります。
ダイス目に恵まれなかったら勝てないこともあるでしょうね。
それでも物足りないと感じる人は、ゲーム準備の時にトム用のパーティトークンの位置を0点ではなく1点ずつ調整してみると良いでしょう。
あとプレイしていてちょっと迷った部分があったのでルールの補足をしておきます。
「闇の群島」でのトムの船トークンの移動で、中央の島から移動するとします。
アイコンは「MAX」なのでルール通りなら「4」の航路を選びますが、その先に既にトムの船トークンが存在している場合どうするか?
ソロ用ルールに特に記載は見当たらなかったので、ここは基本ルールである「プレイヤーは同じ島に自分の船を2個以上配置することはできません」に当てはめると良いかと思います。
「4」の航路は2個以上の船を配置することになってしまうため選択不可なので、次点でMAXになる「3」の航路を選びましょう。
「3」の航路は2本あるので、そのどちらを選ぶかはプレイヤーの選択で良いです(ということにしましょう)。
まだまだコロナ禍が続く中、どうしてもソロプレイの機会も増えてしまうでしょうし、ぜひGLOWも今回紹介したソロルールで遊んでみてください。
読んで下さりありがとうございました!