こんにちわ!カレオです。
今回は、うちばこやさんから発売されている「アクアガーデン」を紹介します!
アクアガーデンは、可愛い魚たちの木ゴマがたくさん入っていて、コンポーネントがとても豪華。
それだけではなく、しっかり悩ましいゲーム性でかなり満足度の高い中量級ゲームとなっています。
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 40~60分 |
対象年齢 | 15歳以上 |
ゲームの概要
ある日プレイヤーは町に水族館をオープンします。
しかし、まだオープンしたばかりの水族館には6つの水槽があるだけで、魚が一匹もいません。
ここを立派な水族館にするためにも、ギャラリーからたくさん魚を仕入れましょう。
ただし水槽内の酸素量の上限や、「ウミガメは海藻が好き」「小型魚はサメと同じ水槽に入れない」のような条件を満たさないといけません。
早い者勝ちのマイルストーン(ボーナスあり)も意識しつつ、誰が一番評判高い水族館を作れるでしょうか?
ゲームの準備
ギャラリーボード
テーブル中央に「ギャラリーボード」を置きます。
プレイヤーは基本的にここから魚を仕入れて水族館の水槽に入れていきます。
布袋に「魚コマ」を入れてランダムに引き、
ギャラリーボードのすべての魚マス(薄い青色のマス)に置いていきます。
そして「オーナーコマ」を待機トラックに手番順に並べて置きます。
海ボード
ギャラリーボードの横に「海ボード」を置きます。
海ボードの上には
- 布袋からランダムに引いた5個の魚コマ
- 海藻コマ
- サンゴコマ
を配置します。
プレイヤーは、ギャラリーボードからの魚の仕入れの他に、お金を支払うことで海ボード上のコマも追加購入することができます。
マイルストーン
4種の「マイルストーンカード」をオモテ向きに並べます。
この上に対応する「マイルストーン用魚コマ」を置きます。
マイルストーン用魚コマは、基本の魚コマの色違いになっていて、
魚から得られるVPはまったく同一ですが、全魚コマの中で1個しかない特別な存在感を放っています!
水族館ボード
各プレイヤーは個人ボードとして「水族館ボード」を1枚受け取り、自分の前に置きます。
水族館には空っぽの水槽が6つあります。
その後、「従業員コマ」を点線で囲まれたカーペットの上に、
「資金チップ」を2金のマスに配置します。
以上で準備完了です。
ゲームの流れ
アクアガーデンはラウンドを繰り返し、既定のラウンド数(4人プレイなら4ラウンド)を終えた時に、最もVPを稼いでいたプレイヤーが勝利します。
ラウンドは以下のフェイズで構成されています。
- アクションフェイズ
- 次ラウンド準備フェイズ
アクションフェイズ
アクションフェイズでは、手番を迎えたプレイヤーから順番にアクションを実行します。
注意ポイント
手番は時計回りに順番ではなく、
ギャラリーのトラックでもっとも後方にいるプレイヤーが手番を実行します。
そのため、場合によっては同じプレイヤーが連続で手番を迎えることもあります。
手番を迎えたプレイヤーはまずギャラリーボード上でオーナーコマを好きなだけ移動させます。
移動はボード左上から時計回りに進み、戻ることは出来ません。
魚マスに止まった場合
魚マスに止まった場合、そこに置かれている魚コマを獲得することが出来ます。
前方にある目的の魚コマをいち早く抑えても良いですが、進み過ぎると自分の手番が回って来なくなるのでタイミングが難しいところです。
獲得した魚コマはいったん手元に置き、まだ水族館ボードには配置しません。
次に、水族館ボードの従業員コマを、これも時計回りで最大3歩まで進めます。
この従業員コマが止まったマスの前後の水槽に、先ほど獲得した魚コマを入れることが出来ます。
ポイント
3マスより先の水槽まで進みたい場合は、1金を払ってもう1歩進みます。
最大で2金払って+2歩まで進むことが出来ます。
注意ポイント
水槽に入れる魚コマにはそれぞれ酸素の消費量があり、
水槽の中の酸素量を上回る数の魚を入れることは出来ません。
水槽の酸素の上限は「4」となっていて
小型魚は酸素消費「1」、
ジンベエザメにいたっては酸素消費「4」です。
ただし、獲得した魚コマによっては、水槽に入れることが出来ない組み合わせがあるので注意が必要です。
- 小型魚、大型魚、ウミガメはサメと同じ水槽に入れることは出来ない
- ウミガメは海藻のある水槽にしか入れることができない
など。
ポイント
魚コマを獲得する時に、
2金を支払うことで海ボードにある任意のコマを購入することが出来ます。
ウミガメを獲得した時にセットで海藻を購入する、などが可能です。
また、1つの水槽の中でマイルストーンカードに記載されている魚の組み合わせを達成すると、ゲーム終了時にVPを獲得できます。
達成したマイルストーンカードの上に自分の色の「チェックキューブ」を置いて獲得VPをマークします。
ポイント
マイルストーンを1番に達成したプレイヤーは、VPを得るだけではなく、
カード毎に指定されたマイルストーン用魚コマを獲得し、
自分の水槽に入れることが出来ます。
通常の魚と色が異なる特別仕様の魚コマですが、
ゲーム終了時のVPには違いはありません。
広告マスに止まった場合
広告マスに止まると、水族館の宣伝を行ない、お金を獲得できます。
広告はギャラリーボード中央に記されている4種類の中から1つを選びます。
広告ごとにお金を得るための条件が異なっているので、自分の水族館でどの広告を行なえば一番お金を獲得できるかを考えて選択しましょう。
待機トラックに止まった場合
ギャラリーボードの終点は待機トラックです。
ここまで来ると、そのラウンドでの自分のアクションは終了です。
他のプレイヤーが全員待機トラックに入るまで自分の手番は回ってくることはありません。
場合によっては待機トラックに早めに入るのも手です。
次ラウンド準備フェイズ
ゲーム準備時と同様に、布袋から魚コマを引いてギャラリーボードの魚マスに順番に置いていきます。
すべての魚マスに魚コマを補充したら、次のラウンドを開始します。
ゲーム終了
既定のラウンドが終わったらゲーム終了です。
ゲームが終了すると以下からVPを集計します。
- 水槽内の魚コマ
- 手持ちのお金
- 達成したマイルストーン
- オーナーコマの位置
最終的に獲得したVPがもっとも多いプレイヤーが勝者になります。
水槽内の魚コマ6つの水槽にある魚コマのそれぞれからVPを獲得できます。
小型魚と大型魚の1セットごとに3VP
ウミガメ、サメ、タツノオトシゴはそれぞれ2VP
ジンベエザメは1個で4VP
サンゴは1個で1VP
ゲーム終了時に手元に残った3金につき1VPを獲得します。
達成したマイルストーン達成したマイルストーンによるVPを獲得します。
オーナーコマの位置最終ラウンドで待機トラックに到着した順番に多くのVPを獲得できます。
ゲームの感想
まずはこの豪華な木ゴマたち!
どれもこれも可愛くて満足度高めです。
中でも私のお気に入りは、やはりジンベエザメ。
ひと際大きな魚コマで、水族館ボードに並べても圧倒的存在感を放っています!
ゲーム終了時には水族館ボードをたくさんの魚が埋め尽くして、とても見栄えが良いですよ。
ゲームに関しては、手番でやることが非常にシンプルで分かりやすい。
オーナーコマを動かして、魚コマを獲得するだけです。
公称の対象年齢は15歳以上ですが、もっと低くても問題なく遊べそうです。
なのでどのアクションを選択するか?という悩ましさではなく、
ギャラリートラックをどこまで進むか?という悩ましさがこのゲームの醍醐味だと感じました。
例えば、マイルストーンを達成するために必要な魚コマがあり、ギャラリートラックのかなり前方にそれがある時、
いち早くそのマスに止まるために一気にトラックを進むことも出来ます。
しかし、そうしてしまうと後方に残してきた魚コマを獲得出来なくなってしまい、
相手プレイヤーは悠々とあなたが残した魚コマを一つ残らず回収するでしょう。
そのため、「目的の魚マスに飛び込むのをどこまで我慢できるか」という一種のチキンレースのようなゲーム感があります。
相手のマイルストーンの進捗を見つつ、どの魚を欲しがっているのかを考えて、ベストなタイミングで飛び込みましょう。
また、付属している上級コマを使用して上級ルールで遊ぶこともできます。
上級コマにはそれぞれ固有の得点方法が設定されていて、これをめぐる駆け引きも発生するようになります。
さらに上級魚コマを追加できる2種の拡張があります。
AquaGarden Sea jewelry Expansion 02
AquaGarden Sea Kings Expansion 03
これを導入すると7種類の上級コマが追加され、色んなゲーム展開が生まれてゲームの楽しさが広がります。
ひとつ問題は、SNSでも散々言われている木ゴマの盲牌問題ですね。
ラウンド準備時に布袋から魚コマを引きますが、手を入れればすぐ分かるくらいに魚コマのサイズが違うので完全にランダムに引くのが難しかったりします。
手に触れやすいジンベエザメなどの大きなコマが早々に引かれ、最後には小さい小型魚ばかりが残ってしまう、というような。
我が家ではこの対策として、コインケースを購入し、中に印刷して丸く切った魚を入れています。
これなら手触りで判別できないので何も問題ありませんでした。
コインケースはこれを購入しました。
うちばこやさんでもこの問題を認識して、対策アイテムを準備中とのこと。
アクアガーデンを購入する際は、あわせて購入すると良いです。
全体としてシンプルにまとまっているアクアガーデン。
手軽なのにしっかりと考える部分もあってかなり面白いです。
木ゴマを手元に並べ、水族館が賑やかになっていく様はワクワクが止まりません!
1ゲームも40分程度と気軽に遊びやすい重さなので、ぜひ遊んでみてください。
読んで下さりありがとうございました!